今日から日記を書き始める人と、そう前置きを書いて書き始める人と、そう前置きを書いて書き始めることに飽きた人と、そう前置きを書いて書き始めることに懐かしさを感じている人としての前置き。

懐かしさは軽度の達観で、しばらくすると懐かしさにも飽きてきてどんどん素直になりいすぎてしまうような気がする。

日記を書き続けている人が、日記を読み返すとなく振り返った時に思い出される過去というものは、日記を途中で書かなくなってしまった人のそれとどう違うのだろう。

そういのには興味がある、何食わぬ顔でみんな街ですれ違ってはいるが抱えている状況も資産も体の軽さ痛みなど、みな驚くぐらいばらばらなのだろう。

歩きながら携帯を見ている、その人の眼差しの先にあるものも簡単に理解できるわけがないのかもしれないし、取るに足らないクソが広がり続けて侵食を始めているのかもしれないし、今横断歩道を渡ったのに、歩道がない場所で道路を横断しようとしている人の状況を理解して、夜カルピスの原液を買って片手に持って帰る。